危険サイン公開日:2026.06.03読了目安:5分
会う前の会話が、いつの間にか副業の話になっていた
最初のやり取りは、普通の出会いの会話だった。
仕事の話、休日の過ごし方、最近行った店の話。投稿者は、特に違和感なく返信を続けていた。
ただ、途中から少しずつ話題が変わっていったという。
相手は『今の仕事だけだと不安じゃないですか』と聞いてきた。最初は雑談だと思った。将来の話や働き方の話になること自体は、そこまで不自然ではない。
でも、その後に『副業してる友達がいて』『一回話を聞くだけでも勉強になる』という言葉が出てきた。
そこで投稿者は少し引っかかった。
会う話も、食事というより『一緒に話を聞きに行きませんか』という方向に変わっていった。
相手が悪い人だと断言できるわけではない。ただ、出会いの会話だと思っていたものが、いつの間にか別の目的に向かっている感じがあった。
投稿者は『そういう話は大丈夫です』と返した。その後、相手からの返信はかなり短くなった。
結局、その人とは会わなかった。
覚えているのは、副業という単語そのものよりも、会話の向きが変わっていった感覚だった。
恋愛や出会いの話をしていたはずなのに、気づくと別の場所に連れていかれそうになっていた。そこに一番違和感が残った。
もし普通の食事の誘いだったら、もう少し話していたかもしれない。けれど、会う目的が少しずつ変わっていく感じがあり、そこで気持ちが止まった。
出会いの話をしているつもりだったのに、気づいたら別の予定に組み込まれそうになっていたことが引っかかった。